BLE ソリューション

オフィス内のスタッフや工場内の作業スタッフ様にBLEビーコンを携帯して頂きエリア内に設置したレシーバーがスタッフ様の所在場所や入退出検知を自動化します。工場内での作業員様の安全管理、多様化されたオフィス内でのスタッフ同士のコミュニケーション補佐、倉庫内でのスタッフの非定型作業などの標準化、デジタル化に活用出来ます。2019年初版版リリース後随時機能追加。(2025年:Ver.3.0)

 


圧力(着座)センサーBLEビーコンを椅子やクッションに取り付け着座検知を可能とします。一般オフィスでの会議室の利用率や図書館での予約客のキャンセル処理の自動化、インバウンドでの海外客のバス内の点呼システムなど応用範囲が広い。基本的にはクラウド利用前提です。

 

 


Smart Locationとは逆にスタッフ様が作業中に携帯するスマートデバイス(ハンディ端末やPDA端末)をエリア内に設置したBLEビーコンを受信する事でスタッフ様の所在を検知するシステムで倉庫シーンでは有効なソリューションと言えます。Smart Locationとは違いIoTレシーバーが不要となりそれに伴う電気工事、ネットワーク工事及びIoTゲートウェイ調達費用が無くなりますので大幅にコストカットが可能となります。


温度湿度センサー付きBLEビーコンを食品加工工場、病院、クーリング・ルーム、冷蔵運送車などに設置しリモートで管理するシステム。リモート・モニタリング及び異常値検知の場合の通知システムとの連動、空調機器コントローラ等との接続など外部システムとの連携をサポートします。

 

 


BLEスマートロケーションシステム

BLEスマートロケーション

BLEスマートロケーションの特長

① ゾーン検知による位置情報

  •  BLEスマートロケーションシステムはお客様が必要な位置情報(ロケーション/エリア/ゾーン/近接(通過)を提供します。
  • 高精度位置測位システムとは異なり相対座標軸(X/Y/Z)を求める事はありませんので高度な専門知識よりも業務改善の為に如何に位置情報 と基幹システムを連携するかに集中して頂けます。

➁ マスター管理から各種レポーティング機能までフル装備

スマートロケーション構成図

1.  リアルタイム・モニター

位置判定サイクル毎に更新され、ビーコン受信状況/レシーバー送信状況/位置判定結果/図面上での検知マークをリアルタイムで閲覧する事が可能です。

2.  レポート機能

位置判定サイクル毎の受信ビーコン(強度)上位6個のデータと判定結果(標準ログ)と検知対象(人・もの)がどこにどの程度に時間滞在したかのサマリー(サマリーログ)情報を時間軸で抽出しCSV及びグラフ表示で閲覧することが可能です。

3.  マスター管理機能

図面登録、ゾーン設定、ビーコン及びレシーバーの属性情報及び各種設定を自由にして頂きます。

4.  ユーザー管理機能

システム管理者/ユーザー管理者/一般ユーザーの3階層で管理しております。各ユーザー登録、初期パスワード設定等を各権限にて実施して頂きます。

5.  Web-API

基幹システムやBIツールなどの外部システムと接続

 


  • ビーコン/レシーバー設定からリアルタイムモニターリング、各種レポーティングまでフル装備のパッケージシステムです。
  • 標準カスタマイズサービスによりお客様独自のデータ構成(属性情報等)及び各種レポート及び検索システムを変更します。

③ 容易な操作性

  • モニター画面は図面ベースで位置検知結果を判り易い画像表示。
  • ロケーション(平面図等)/エリア/ゾーン/検知マークなどの画像は事前登録
  • ゾーン検知はGWの配置とゾーン設定にて簡単操作で論理性チェックは自動化
  • 変更等もユーザーサイドで実施出来ます。

④ 拡張性(マルチ・ロケーション)

  • 「ロケーション」は1画面で表示するスペースを意味します。
  • 2024年より「マルチ・ロケーション」機能をバンドルする事が可能となりました。例えば”画面1”で工場Aのロケーション、”画面2”で工場Bのロケーションと追加が可能となりました。
  • ロケーション追加が可能となりシステムの拡張性が可能。

⑤ セキュリティ管理

  • オンプレミス導入の場合はお客様ネットワーク管理者様の指示によりネットワーク設定を致します。
  • クラウド環境では暗号化やファイアーウォール設定など別途打合せをさせて頂きます。
  • BLEビーコンに関してはMACアドレス管理と致します。(成りすまし対策)
BLEロケーション構成図

BLEスマートロケーションの機能構成

リアルタイムモニター機能

リアルタイムモニタリング

評価時や検証時ではお客様の位置判定結果を目視しながら最適化の為に各種設定変更が必要となります。位置判定サイクル毎のビーコン/レシーバーの受信状況や位置判定結果を表示させる事と同時に検知マークによる確認作業が可能となっております。


各種レポート機能

指定の条件でビーコンの位置情報と時間情報のデータを抽出

サマリーデータ抽出

BLEビーコンから受信し、データベース化された位置情報・時間情報を、お客様が指定した期間、条件で抽出してリスト表示が可能です。データはCSV形式で出力できます。

実際の勤務時間や、製造ラインなどの工程管理、各種施設の来客の滞在時間などを分析するためのデータとして活用できます。

グラフ表示

サマリー情報抽出後任意の時間帯でのグラフ表示も可能です。


スマートロケーション導入機器構成

BLE ビーコン

CAD-825 Smart ID CARD

普段携帯される入館証カードやIDカードをスライド装填できるカード型BLEビーコン。

機器や備品などに取り付け可能なSSS-825

 

SSS-825はiBeaconベースのBLEビーコンです。タイマー機能付きで業務時間に絞って稼働させることができます。


受信機(iot ゲートウェイ)

 

Armadillo GWシリーズはEthernet / Wi-Fi / LTEに対応しており、スマートシリーズ専用のアプリケーションをインストールして、レシーバーとして利用できます。

受信したBLEビーコンの情報と、レシーバーのIDや受信時刻などをスマートシリーズのロギングサーバーへ送信できます。

主な機能

  1.  Bluetooth 受信
  2.  受信情報の編集・加工処理
  3.  任意の時間にてサーバーへ送信(MQTT)

ローカルサーバー装置

 

サーバー機器(パフォーマンス)の選定は

  1.  BLE受信機台数
  2.  1台の受信機が同時に受信するBLEビーコン数
  3.  位置判定サイクル(3/5/10/20/30秒----任意の時間)

(例)

 受信機総数:40 

 1受信機が同時に受信するビーコン数:20

 位置判定サイクル:10秒 

 

DELL Power Edge T350程度のパフォーマンスが必要です。

  OS :  ubuntu 21./04以降  

 メモリー:16GB

    ファイル:1TB 

 ツールソフト(DB等)は弊社サーバー設定にて実施致しす。


BLEモバイルロケーションシステム

(ハンディターミナル、PDA端末を受信機にした所在管理システム)

BLEモバイルロケーション

スマートロケーションとモバイルロケーションの違い

スマートロケーション

作業スタッフ様がBLEビーコンを携帯し、棚などに設置されたゲートウェイがビーコン電波を受信し位置検知を実施します。

 

モバイルロケーション

作業スタッフ様が通常作業で使用するハンディターミナルで棚に設置されたBLEビーコンを受信し位置判定を実施します。


BLEスマートロケーションとモバイルロケーション比較

 項  目    スマートロケーション     モバイルロケーション
 レシーバー BLE専用レシーバー(IoTゲートウェイ)

業務用スマホ(ハンディターミナル・PDA端末)

ネットワーク 有線LAN/Wi-Fi/LTE

Wi-Fi/LTE

レシーバーの運用タイプ 各ロケーションに必要数を固定設置 業務用スマホ/スマートデバイスにGateWayアプリを常駐。バックグランドで常時稼働。
BLEビーコンの運用方法

ひとが携帯/もの(アセット)に取付け

各ロケーション(エリア/ゾーン)に設置
位置検知の方法

エリア/ゾーン/近接・通過検知

 同左
検知対象

ひと・もの(資産)BLEビーコンを取り付けられる状態であれば検知が可能。

基本的にはスマートデバイスを携帯する人が対象となります。

長所

BLE専用レシーバーを採用しているのでBLE受信精度(スキャンレート)は高い。

レシーバーは外部電源から供給される為、停電時以外は給電の必要はない。

 

 

 

ロケーション設置用のビーコンの価格が専用レシーバーと比較して圧倒的に安価であり且つ(専用ゲートウェイには必要であった)電源・ネットワーク工事が不要である為コスト面では有利である。

 

 

短所

電源やネットワーク工事にコストが掛かる。一度設置すると場所移動が難しい。

 

 

BLEビーコンを絶えず受信しサーバーにデータ送信する為バッテリー消耗を事前に確認し運用面で注意が必要。

 

BLEモバイルロケーションの主な用途

① ハンディターミナル、スマホを受信機とする人の所在・移動検知

倉庫でスタッフが普段使用しているハンディターミナル機器のOSがAndroid搭載機器が増えている中、物流業務の「標準化」、「デジタル化」を進める為の「見える化」に向け定型業務(作業)以外の非定型業務にフォーカスしたソリューションとして開発しました。

➁ bleスマートロケーションの機能評価とサイトサーベイ作業

弊社ソリューション「BLEスマートロケーション」の機能説明には受信機(IoTゲートウェイ)の設置が必要ですが、10台以上の受信機をご依頼いただく場合は、お客様に電源やネットワーク環境をご用意いただく必要があります。まだ導入が決まっていない段階でそのようなご負担をおかけせず評価いただけるよう、「BLEモバイルロケーション」をご利用いただくことで、「BLEスマートロケーション」の理解だけでなくGWの設置場所や台数の検証も可能です。そのため全てのお客様にご利用いただいております。

モバイルゲートウェイ・アプリ

ゲートウェイアプリの設定項目

  • 受信するBLEビーコンをUUIDで設定可能
  • 受信データの送信先を設定
  • 送信する値を平均値・最大値・最小値から選択
  • サーバーへ送信する間隔を選択(1~60秒)
  • RSSIのしきい値を入力
  • 必要に応じて設定を初期化可能
項目 設定内容(デフォルト)
UUID UUID値
送信先

サーバ URL

送信タイプ 平均値/最高値/裁定値
送信間隔値

3秒/10秒/30秒/60秒

RSSI閾値 最低RSSi値

対応機器(ハンディターミナル、PDA等)

  • 従来の専用IOTゲートウェイの代わりにハンディターミナルがBLEビーコンのレシーバーになります。
  • 検証が容易に実施できる。(短期間・低コスト)
  • 電源工事・ネットワーク工事など不要
  • データロギングからリアルタイムモニター機能、レポーティング機能まで装備
  • カスタマイズも短期間で可能
  • クラウドサービス、オンプレミス構築が可能
  • 上位(他)システムとの連携
  • 適切なBLEビーコンの提供

BLE スマートオフィス

(在籍、着座管理システム)

BLEスマートオフィス
BLE Smart Offisce
  • 企業のオフィス内の社員様の入退出管理
  • 企業内会議室の着座管理や展示会などの来場者管理。
  • 飲食店での空席情報。
  • 倉庫等におけるアセット管理。
  • 図書館における予約管理。

ビーコンの電波を受信したか、受信していないかを判定して表示する、シンプルな機能が特徴

座席の空きや観光バスの着席状況も一目瞭然・大型モニター向けにポップアウトも可能

リアルタイムモニタリング

マスタで登録された建物や車両などの図面と、設置したBLEビーコン(座席など)が表示されます。

例えば、空席は青、着席は赤など、色分けしてわかりやすく表示します。

マウスオーバーで、そのビーコンの名称などの付随情報を可視化します。


スマートオフィスのサマリーデータ抽出画面

指定の条件でビーコンの情報と着席や入退室のデータを抽出

サマリーデータ抽出

BLEビーコンから受信し、データベース化された座席や入退出の情報を、お客様が指定した期間、条件で抽出してリスト表示が可能です。データはCSV形式で出力できます。

施設の利用率や日付や時間帯別の利用者の数や、座席の回転率などを分析するためのデータとして活用できます。


スマートオフィスの機器構成

着座センサーBLEビーコンSSS-825P

着座管理
BLE ビーコン 圧力センサー

iBeaconベースのデータをアドバタイズするBLEビーコンです。オプションで圧力センサーを接続したトリガー発信も可能でイスやクッションに内蔵すると、圧力の検知で電波を発信します。座席のモニタリングや、社員の勤務中の座りすぎをレポートで管理するなどの用途に最適です。

入退出検知に最適なビーコンCAD-825

カード型BLEビーコン
CAD-825

iBeaconベースのデータをアドバタイズするBLEビーコンです。カードをスライド装填しネックストラップを使用できるので、社員証を使ったスタッフの入退室、入館パスを使ったゲストなど人の滞在時間の管理に最適です。


BLEゲートウェイ Armadillo IoT 3G

その他(クッション、椅子等)


BLEビーコンの電波が届く場所に設置します。本システムで使用する圧力センサーBLEビーコンは着座時に発信する仕組み(或いは空席時に発信)ですので1日1回定時に発信される電波を死活監視として利用する。